妊娠中のむくみを解消する靴選び5つのポイント
この世にむくみを知らない人が存在することが信じられない。
そう心から思ってしまうほど、私は四六時中むくみに悩まされている、キング・オブ・むくみ隊長です。(何の自慢でもありません)
特に、これまでの人生で、むくみの黄金期は、間違いなく妊娠中でした。私の場合はふくらはぎ。妊娠する前から酷かったふくらはぎのむくみが、まるで妊娠をきっかけに「さぁ、今から全盛期に入りますよぉ~!」と宣言したように、パンパン・コチコチ! 座っていても歩いていても寝ていても、とにかく何をしているときでも、絶叫したくなるほどの激しい痛みでした。本当に!
妊娠中だから鎮痛剤などの薬も飲めないし、とにかくその痛みと24時間「素」で、戦わなくてはならないわけです(涙。
自分でふくらはぎを摩りながら、「手動」で血流を促してみたり。クッションを積み上げて思い切り脚を高く上げて寝てみたり。入浴後、自己流オイルマッサージなるものを試してみたり。
「あー、それ、私もやった!」
「私も、同じ!」
なんて言ってくれたあなた!大変申し訳ないですが、お仲間がいて嬉しいです(笑。
そんな地獄のむくみ黄金時代。産後も続くといわれる強烈なむくみ。今、まさにむくみ地獄でお悩みのあなたのために。「靴選び」の視点から、対策を練ってみました!
妊娠中の靴って、必要なの?
そもそもむくみは、血液やリンパの流れが悪くなって代謝がスムーズにいかず、老廃物が排出できずにリンパにたまっている状態をいいます。
その中でも、妊娠中に脚がむくみやすいという主な理由は、体内で赤ちゃんに届ける血液量が増えて水分量が増えているため。そして体重の変化や、お腹の赤ちゃんが育っていくことで血管が圧迫されるなど、妊娠期間のむくみの原因は多種多様です。
個人差はあるものの、「妊娠中は、どうしたってむくみとは縁が切れないのだ!」と割り切って、まずは毎日履いている靴から見直していきましょう。
え? 靴? 靴ですか?? と疑問に思った方!
そうです、妊娠して、まず揃えるべきものの1つが、むくみ対策用・妊娠期間の靴なんです。
「マタニティ服はひととおり揃えたけど…」
という方は多くても、靴はハイヒールさえやめれば、あとはいつも通りでいいんじゃないの?なんて思いがち。そのまんま、普段の靴をそのまま履いている場合も多いかもしれませんね。
だけど。考えてみてください。先述したとおり、妊娠期間の脚はとにかく、むくみます!むくみ。脚。そして自分に最適な「靴」は切っても切れない関係にあります。つまり! 自分に合った靴をちゃんと選ぶことができれば、むくみも軽減するかも。妊娠中の靴選び、けっこう重要なんです。
妊娠中のむくみを解消する靴選び。やっぱりお薦めはスニーカー
安定性で選ぶなら、堂々のナンバーワン。
それに、楽チンですよね、やっぱり。産後にも活躍度が高いので、1足は用意しておきたいもの。何といっても、その抜群の安定性で、転倒の心配が最も少ないのが、スニーカーといえそうです。
とはいうものの、会社へ通勤している方は、なかなかスニーカーとは縁がないかもしれません。私も妊娠中、会社員だったので、それまでスニーカーなるものを持っていませんでした。今までの仕事服にいきなりスニーカーって、相当違和感あるし…と思っていたとき見つけたのがコレです。
妊娠中のむくみを解消する靴選び。以外にもヒールスニーカー。
意外ですが、妊娠中はぺったんこの靴よりも3センチ程度かかとがあったほうが、転倒しにくいのだそうです。そしてお腹が大きくなっていくと、少し前のめりに、せり出すように歩くようになるので、ヒールはある程度はあったほうが楽なのです。
私が選んだのは、ガッツリかかとを覆うタイプで、安定性はバッチリ。「絶対に私は転びません」という顔をしていました(笑。色は黒一色など、あまりスポーティでないものを選べば、オフィスでもさほど違和感はありませんよ。
それまでパンプス一筋だった私にとって、パンプスからスニーカーに変えるだけで、むくみも少しは楽になった気がします。少しですけどね、少し。
また、妊娠中の靴としてスニーカーをお薦めする理由がもう1つあります。スニーカーは、パンプスやサンダルと違って、足の甲まですっぽり覆ってくれます。
これは、冷えを防止する効果もあり、冷やし厳禁な妊婦さんの脚の熱をしっかり守ってくれるのです。楽ちんで、冷えなくて、しかも転倒しにくい。妊娠期間限定でもいいので、スニーカーファンになってみるのも悪くなさそうです。
妊娠中のむくみを解消する靴選び。むくみで、靴が脱げない・履けない!?ことも考慮する
むくみも、黄金期の全盛期のピークを迎えるとこんな症状まででてきます。
「いっそ、スリッパで外出したい」
「もう外出なんてやめて一日中家でゴロゴロしてたい」
そこまで重症になったあなた!ここでも、靴選びの重要さが決め手です。
妊娠期間用の靴は、普段より0.5~1センチほど、大き目のサイズを選ぶこと。妊娠期間は約8カ月。1週ごとに体重も体内も変化していきます。普段履いていた靴がきつくなるのは、当然のことなのです。
また、お腹が大きくなるにつれて、しゃがんで脱いだり履いたりという行為も、負担がかかってきます。となると、履きやすさ、脱ぎやすさも、重要視したいですよね。
お部屋で履くスリッパみたいに、スイッと履けて、ポイッと脱げるようなデザインが、妊娠中の靴として理想です。そこで、お薦めなのが、かかとを踏んで履けるタイプの靴。
前から見ると、普通のパンプスやスニーカーのようなのですが、後ろのかかと部分に工夫があって、かかとを入れても踏んでも履ける、2WAYタイプになっているデザインもあります。これなら、お部屋で履くスリッパに殆ど近い!
「むくみで、靴が入らない!」
という方、かかとを踏んで履いてみてはいかがでしょうか。
妊娠中のむくみを解消する靴選び。中敷きの大切さ。むくみ持ちのあなたなら分かる
普段なら、それほど気にならない中敷き。男性は気にする方が多いようですが、意外と女性は中敷きやインソールにこだわる方は少ないようです。ですが、むくみ地獄と戦う為の戦闘靴として、中敷きの存在も侮れません。
ポイントは、衝撃吸収性。歩行時の衝撃を吸収してくれるタイプの中敷きです。簡単にいえば、指で押さえこんだときに、しっとりと中まで入っていってくれるような素材のこと。このしっとり風合いの中敷きが、快適な歩行をサポートし、脚のむくみまで軽減してくれるというわけです。
「中敷きなんて、気にもしたことなかった」
というあなた! 一度、吸収性の高い中敷きを使った靴を履いてみてください。インソールとして単品でも販売しているので、今お持ちの靴に、靴修理店で取り換えてもらうこともできますよ。
硬いだけの普通の靴と、中敷きにこだわった靴。その差は、履いた瞬間から劇的に違います!!
「もう靴なんて履きたくないから、どこへも行きたくなーい」
なんて、ズボラな妊婦さん! 運動不足はまた違った症状を招くかもしれませんよ。ぜひ一足。履きやすい靴を見つけて、適度に体を動かしてくださいね。
妊娠中のむくみを解消する靴選び。靴を履く前に簡単3分マッサージ
妊娠中の靴選びが何となくわかってきたら、最後に、靴を履く前の簡単ストレッチをご紹介しましょう。私の個人的なお薦め方法は、オーソドックスですが、青竹踏み。
ご自宅に青竹がなければ、足裏のツボをグイッと押せる、ほどよく固いものがあれば、何でもかまいません。これで、足裏をほぐしてから靴に足を入れる。たったこのひと手間で、歩行時のむくみのつらさは変わります。
マタニティヨガやスイミングももちろんいいですが、
「運動ってなかなか続かない」
「妊娠中ってどうしてもだるくてやる気が起きない」
って方にこそ、お薦めです。
【まとめ】妊娠中のむくみを解消する靴選び。
むくみは辛いですよね。これは、経験した人にしか分かりません。
だけど、この期間、「何が何でもむくみと戦うのだ!」という強い意志も必要です。
その戦闘態勢に、ほんの少しお役立てになるかもしれない今日の靴選びのポイント5つ。
ぜひ、良かったら参考にしてみてくださいね。
けっこう、効果の高い精神論ですから。あなたも、早速今日から、実行してみてくださいね。
妊娠中の靴選びのポイントその1
転倒の心配が少ないスニーカーがお薦め!
妊娠中の靴選びのポイントその2
足が冷えないデザインのものを選ぶ
妊娠中の靴選びのポイントその3
脱いだり・履いたりがしやすい靴を選ぶ
妊娠中の靴選びのポイントその4
衝撃吸収性に優れた中敷きを選ぶ
妊娠中の靴選びのポイントその5
「むくみ」に負けない意志を持つ!
・妻が妊娠してから旦那がすべきこと。
・妊娠中にしておきたい5つの準備事項
・【妊娠とカフェイン】赤ちゃんにどんな異変が!?
・待望の妊娠!職場に友人に。ベストな報告マニュアル
・妊娠中って浮腫みませんか?
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