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【韓国語で英語表記】韓国語の発音を良くしたいなら英語表記も覚えてみよう!

【韓国語で英語表記】韓国語の発音を良くしたいなら英語表記も覚えてみよう!

韓国語を学習しているみなさんは、韓国語の何が一番難しいと感じますか?

私は個人的に、ハングルの文字の構成はとても分かりやすいですが、やはり「発音」が本当に難しいなと感じます。

その理由としては、パッチム等、日本語にはない発音が多々あるからです。

カタカナ表記では限度もあります。そんなときに、オススメなのが英語表記で覚えることです!

もちろん、英語表記が韓国語の発音を全てカバーできるわけではないですが、特にパッチムの発音が難しい方には、発音上達にかなり役に立つかと思います!

また韓国語が難しい方の場合には、旅行の際などに目的地やメニューなど、ハングルで表記できなくても英語で表記すれば読み取ってくれることも多くあります。

韓国語の英語表記は韓国語学習のためにも、旅行者にもとても使えるので、英語表記の仕方をご紹介します!

【韓国語の英語表記】ハングルの英語表記の仕方は日本語と違うの?

日本人が日本語をローマ字で表記する際と、基本的には同じように表記していきますが、たまに韓国のアイドルの名前や地名、そして食べ物の英語表記などをみていると、なぜこうなるの?というような表記をしていることもあるかと思います。

例えば韓国の首都ソウルの場合、Seoulで表記しますが、日本人の感覚で見るとsoulでも良いのではないか?と思うこともあるかと思います。

ですが、Seoulと表記する理由があります。

ハングルで表記すると、ソウルは「서울」と書きますが、この「서」と似たような発音に「소」があります。

カタカナで表記する場合には、どちらも「ソ」となりますが、韓国語の発音で見ると大きく違いがあります。

「서」の場合は、「ア」と「オ」の間のような発音になり、「소」の場合は、日本語の「ソ」と似たような発音になります。

そのため、母音「ㅓ」がある際のローマ字表記は、「o」ではなく「eo」になり、母音「ㅗ」の場合は「o」での表記になります。

【韓国語の英語表記】ハングルの英語表記一覧

それでは、ハングルの英語表記を一覧で見ていきましょう。

まずは子音からです。反切表と言われる、アイウエオ表の韓国語版の順序でご紹介していきます。

子音発音
k,g
n
t,d
r,l
m
b,p
s
無し,ng
j
ch
k
t
p
h
kk
tt
pp
ss
jj

いかがでしょうか?分かりやすいものから、なぜそうなるの?というものもあるかと思います。

後ほど合わせて説明していきますので、ひとまずこの子音を覚えてみてください。

続いて母音もご紹介します。

母音は、ハングルが分からない方でもどんな感じか分かりやすいようカタカナも一緒に表記しますが、実際はカタカナの発音とは少し異なりますのでご注意ください。

母音アルファベット発音
a
ya
eo
yeo
o
yo
u
yu
euウィ
ae
yaeイェ
e
yeイェ
wa
waeウェ
oeウェ
woウォ
weウェ
wiウィ
uiウィ

母音の方はカタカナで表すと、かなり重複している部分が多いですね。

韓国語で見ると違う発音でも、カタカナで表記してしまうと同じ発音になってしまうのがわかるかと思います。

そのため英語表記であれば、カタカナよりは少し韓国語の発音に近くなるため、発音練習のためにも、英語表記を一緒に覚えてみるのもオススメです!

韓国語の英語表記は「地名、食べ物、名前」で練習してみよう!

それでは早速、上記のローマ字を組み合わせて実際の韓国語の単語で練習してみましょう!

「ソウル」を韓国語の英語表記で

まず最初に先ほど例で挙げた、「ソウル」を再度見てみましょう!

ハングルでは「서울」と表記します。まず「서」はSとEOなので「SEO」ですね。

続いて、「울」ですがパッチムのㄹがありますので、まずはパッチムを除いた「우」を英語表記にすると「U」になります。

そして最後にパッチムを変えますが、ㄹの場合は「R、L」になります。

パッチムにㄹが使われる場合は「L」を使います。そのため、「서울(ソウル)」は英語表記では「SEOUL」となります。

「明洞(ミョンドン)」を韓国語の英語表記で

続いてはソウルの有名観光地の明洞を英語表記してみましょう!

「MYONDON 」かな?と思う方もいるかもしれませんが、ハングルを見てからもう一度ローマ字表記してみましょう!

明洞はハングルで「명동」と表記します。パッチムがあるときは分けて考える必要がありますので、まず「며」をみてみると「MYEO 」になり、続いて「ㅇ」は「無し,ng」です。

例えば「아」の時の「ㅇ」は、特に発音がないので表記しませんので、「無し」に該当します。

また、パッチムに「ㅇ」がある際には「NG」で表記します。そのため「명」は「MYEONG 」になり、「동」は「DONG」になり、英語表記で明洞は「MYEONG DONG 」です。

ひらがなで表記すると「ン」ですが、明洞の時に使われる「ン」は舌を上顎に付けずに「ン」と発音すると、この「NG」の発音になります。

サムギョプサルを韓国語の英語表記で!

韓国で焼肉といえば、サムギョプサルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

特に、この単語はパッチムが多い単語なので、カタカナで覚えるより英語表記して発音練習をした方が、さらに自然に聞こえると思います。

まず、サムギョプサルはハングルで「삼겹살」と表記します。全てパッチムと分離して考えてみましょう。

사 ㅁ 겨 ㅂ 사 ㄹ となります。まず「사」は「SA」で問題ないですね!

続いて「겨」ですが、「ㄱ」はkとgがあります。

前のパッチムによっても変わってはきますが、基本的には 「g」で表記し、パッチムで「ㄱ」が使用される際には「k」で表記されます。

そのため、今回は「g」で表記すればOKです。またパッチムの「ㅂ」もbとpがありますが、パッチムに入っている際にはpで表記します。

そして最後の「살」は「SA」に、先ほどのソウルと同様、パッチムの時の「ㄹ」は「L」で表記します。まとめてみますと、「SAMGYOPSAL」となります。

カタカナでサムギョプサルと発音するのと、「SAMGYOPSAL」と発音する際に大きく違うのがパッチムの部分だと思います。

サムと発音するより、SAMと発音した方が実際の「삼」の発音にはとても近くなります。

韓国の海苔巻き「キンパ」を韓国語の英語表記で

韓国の海苔巻きといえば「キンパ」ですが、最近は日本の家庭でも作って食べる方もいらっしゃいますよね!

ですがこの「キンパ」、韓国語ではあるのですが、このままカタカナで発音してしまうと韓国人には通じない可能性もあります。

これも英語表記で見ながら、発音をさらに自然にしていってみましょう!

まずキンパはハングルで「김밥」と表記します。

まず、パッチムと分解すると기ㅁ바ㅂとなりますね。そして、「기」は「GI」、「ㅁ」は「M」、「바」は「BA」、「ㅂ」はパッチムなので「P」となります。

合わせて「GIMBAP」です。少し慣れてきたでしょうか?

英語表記を見てもらうとわかるように、キンパというよりは、「ン」の発音は口をつむるように「M」の発音でいうと自然になるのと、最後は「P」を意識しながら話すと自然になります。

ただ、1点注意しなければいけない部分があります。「GIMBAP」ですが、実際の発音では「GI」と「KI」の中間くらいの発音になります。

TWICEメンバー ジョンヨンを韓国語の英語表記で

最後に名前でも練習してみましょう!

TWICEのメンバーの1人、「ジョンヨン」はハングルで「정연」と表記します。

パッチムと分けると 저ㅇ여ㄴになります。続いて、それぞれ英語表記に直すと、「JEONGYEON」です。

EOがあるときは、カタカナの「オ」の発音よりも、口をたてに開けて「オ」と発音します。

また、NGとNと2種類出てきましたね。NGの場合は、舌が上顎につかないように発音する「ン」、Nの場合は上顎に付く形での「ン」になります。

カタカナでは同じ「ン」ですが、英語で見分けながら発音することで、さらに自然な発音を目指してみましょう!

韓国語の英語表記、名前の例外

ここまでで、だいぶ英語表記には慣れてきたかと思います。

ですが、名前には少し例外が多く含まれています。

例えば、最近アイドルグループNijiUをプロデュースしたことでも有名な、J.Y.Parkを例に見てみましょう。

彼の名前は「박진영」ですが、もし今までの方法で行ったら、박(パク)は「Bak」と表記しなければいけません。

ですが、韓国で 박(パク)という苗字は、「Park」で表記されます。

なぜこのようになるかというと、韓国での英語の発音に関係しています。例えば、badやsadで考えてみましょう。

日本語だと、カタカナで表記される場合には「バッド」や「サッド」と表記されますが、韓国語では「배드」や「쌔드」と表記されます。つまり、aの発音が「ㅐ(エ)」となります。

ですが、aの後にrがある場合は、「ㅏ(ア)」の発音になります。car(카)やbar(바)のようにです。

そのため、この方法を利用し「Bak」ではなく「Park」で表記されています。

他にも韓国語で「李」という名字は、「이(イ)」ですが、英語表記する際には「Lee」と表記されることがとても多いです。

これに関しては、なぜこのように表記されるようになったのか、正確な理由はまだ分からないそうですが、例えば中国では、同じ漢字でも読み方は「り」となります。

また、北朝鮮でも「り」と読み、朝鮮語としての影響を受けているという見方もあるそうです。

そのため、名前には多くの例外が含まれているため、英語表記する際にも注意が必要です!

韓国語の英語表記、ㄱㄷㅂㅈの例外

最後に、「ㄱㄷㅂㅈ」の例外についてご紹介します。

先ほど、キンパの英語表記をご紹介した際に、「GIMBAP」と表記しますが、実際の発音は「GI」と「KI」の間くらいの発音であるとご紹介しました。この理由は、「ㄱㄷㅂㅈ」の例外が関係しています。

実は「ㄱㄷㅂㅈ」で始まる単語は、発音が少し変わるというルールがあります。

この4つのハングルは、前のパッチムによっても発音が変わりますが、基本的に単語の初め以外にある際には発音が濁ります。

また反対に単語の頭にある場合は、発音が濁らないという法則があります。

先ほどのキンパが、「GI」と「KI」の間くらいの発音になるのは、このためです。

なお、濁らない発音だからと言って、日本語でいう「KI」の発音とも少し違い、ちょうど中間くらいが韓国語の自然な発音になりますが、英語表記の場合は、発音が濁る、濁らないに関わらず同じく「G」で表記します。

釜山という地名の英語表記についても見てみましょう!

釜山はハングルで「부산」と表記し、英語表記では「BUSAN」となります。

英語表記は特に問題がないかと思いますが、発音は要注意です!부산も「ㅂ」が単語の頭にあるので、発音は濁らなくなります。

濁らなくなった際の発音は、「P」のため、「フサン」ではなく「プサン」になります。実際の発音は「BU」と「PU」の間くらいの発音です。

同じく地名で、チェジュも見てみましょう!

チェジュ航空やチェジュ島という時に、英語表記では「JEJU」と書かれているのを、皆さんもみたことが多くあるかと思います。

ですが、カタカナで表記すると「チェジュ」ですね。これもハングルを見ればご理解いただけると思います。

ハングルでは「제주」と表記し、「ㄱㄷㅂㅈ」のうちの一つ「ㅈ」に該当します。

「제」は単語の頭にあるため、濁らない発音になり、「ジェ」ではなく「チェ」と「ジェ」の中間の発音になります。

「주」は単語の頭ではありませんので、濁る発音になり、「ジュ」ですね。

英語表記の際には、特にこの発音の例外は適用されないので、文字通り英語表記にすれば大丈夫です。

【まとめ】韓国語の英語表記を覚えて韓国語学習に役立てよう!

いかがでしたでしょうか?

今回は、韓国語を英語表記する際の方法をご紹介いたしました。

もちろんハングル自体はとても覚えやすいので、まずはハングルを覚えることがおすすめですが、ハングルを勉強した上で発音の向上のために、英語表記を一緒に覚えてみるのもいい方法だと思います!

また、ハングルを学習するのは少し負担だけれど、旅行中などちょっとした時に役立てたいという方には、この英語表記を覚えておくこともオススメです。

ぜひ韓国語の英語表記の仕方も覚えて、皆さんの韓国語に役立ててみてください。

韓国語大好き
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